ブータンって、3Gが使えます
たとえば私がここ(首都ティンプーの官庁街)にいるときに、
手もとのiPhoneをみると、このとおり。
B-Mobile(ブータンモバイル)の横に浮かぶ、3Gの文字。
感動。
なんかすごいギャップを感じます。
目の前の景色と、手元のiPhone。
インフラは後発の方が最新のものを入れられるの法則、ブータンの携帯電波にも通用しているようです。
インドが3Gのキャリアオークションのなどに時間がかかっている間に、
ブータンでは一足お先に3Gが使えるようになっていました:-)
国営のブータンモバイルが提供しているのです。
また日本のキャリアではソフトバンクがブータンモバイルと提携しているので、ソフトバンク携帯はブータンで利用できます。(海外パケットし放題からは対象外)
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ちなみにブータンには2つキャリアがあり、ひとつが国営のブータンモバイル。もうひとつが民営のタシセルです。
感覚値ですが、まわりでタシセルのケータイ使ってる人は1-2割ぐらいでしょうか。(キャリアによって番号の最初の2桁が違うのでどちらを使っているかわかります)
聞いてみると「タシセル、別に安くもないしー、電波がいいわけでもないしー」との声が多数。
乗り換えするには番号変更が必要なわりに、乗り換えの強い動機がない様子。
タシセル利用者に聞いてみると「友達がタシセルに勤めてて、タシセル契約してくれたらいい番号(7がたくさんつくなど)あげる、といわれて、断れなかったからタシセルにしたー」などの声。
タシセル、後発キャリアのわりに、明確な戦略を欠いているのでしょうか。
今のところ、お友達ネットワーク(ブータンでは効果的)と最初は配布できる「いい番号」(これまたブータン人にはよく刺さる模様)が主要な利用者獲得方法になっているようです。
でも、職員のお友達と「いい番号」が尽きたらその後どうするつもりなのでしょうか・・・。
というか、人口70万人の国にキャリア2ついるのか疑惑。
島根県にケータイキャリアが2つあるようなものです。
しかも先発が国営。どういうつもりなのでしょうタシセル・・・。
タシセルの動向、今後要注目です。
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さて、ブータンモバイルのおかげで3Gが使えるわけですが、ここにはひとつ落とし穴が。
3Gの電波塔がまだ少ないので、町中でもぽこぽこ3G使えないスポットがあります。
でもなぜか、ブータンモバイルショップの周りはやたら3Gの電波の入りがいいとのうわさ。
「ブータンモバイルショップで、『ほら3Gだとこんなに早い!』って店員さんがiPhoneを操作して見せてくれたから3G対応SIMにしたのに、町に出てみたら使えない場所多いなぁ」
という声がちらほら(笑)
まだまだ電波改善の余地大です。
がんばれブータンモバイル。
ちなみに首都ティンプーではWi-Fiが入っているところが多いので、私は日本から持ってきたiPhoneはWi-Fiで利用しています。
便利ー♪