ブータンって面白そうだけれど実際どうやって行くのよ、と思った方へ
最近ブログやツイッターでブータンのことを書くようになり、多くの方から、
「ブータン面白そうだと思うのだけれど、観光で行かれるものなの?」
「どうやって行かれるの?」
などのご質問をいただくようになりました。
そういえば、私はブータンでのことは書いているものの、どうやってここまで来るのかてんで書いていなかったなぁと思い、
ここに少し書いておこうと思います。
まず、上記の質問への答えは、
「ブータンにはもちろん、観光で来られます!ただ手配の仕方などが少し独特です。
ブータン旅行を扱ってる旅行会社に直接連絡してみてしまうのが一番早いと思います!」
といったところです。
でもここでも少し、ブータン旅行の概要について、簡単に書いておこうと思います。
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- ブータン旅行の手配の仕方
- ブータンへの行き方
- ブータン旅行で独特なこと
- おすすめなブータンの楽しみ方
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1. ブータン旅行の手配の仕方
ブータン旅行は、旅行会社を通して手配できます。ブータンに来るのにはビザが必要であり、ビザの申請は旅行会社が行うことになっているため、パスポート片手にふらっと立ち寄る、ということは難しく、事前に旅行会社を通して旅を手配します。
具体的には、
- 大手旅行会社などから出てるパッケージツアーに参加する
- ブータンの個人旅行を手配してる旅行会社に頼んで旅をアレンジしてもらう
という2つの方法があります。
ブータンの観光はいろいろ手続きだとかルールが複雑で、調べ出すとよくわからなくなってしまって心が折れそうになるのと、
調べても結局手続きをやってくれるのは旅行会社なので、
私はいつも自分の家族や友人に聞かれても、「まず旅行会社に連絡して、相談して、全部やってもらうのが早いよ」と言ってしまっています(笑)
ツアーに参加すればもちろん他の国と一緒ですし、個人旅行を手配する場合も、ブータン旅行を出している旅行会社はどこも手馴れているので、リクエストに応じて手配してくださると思います。
以下、いくつかブータンを扱っている旅行会社をご紹介します。
私がブータン旅行を扱っていると把握できている旅行会社で、かつ、担当の方にご許可いただけたところを掲載しています。
(クリックすると該当ページに飛べます)
[パッケージツアーメインの旅行会社]
[パッケージツアー・手配旅行両方扱っている旅行会社]
[手配旅行メインの旅行会社]
また、ブータンのホテルの中には、ホテルに直接問い合わせると、航空券の手配まで含めて、全て旅をコーディネートしてくれるところもあります。(ウェブサイトは英語ですが、日本人スタッフが対応するため、日本語でお問い合わせいただけます)
[旅行を手配してくれるホテル]
※その他掲載希望のある旅行会社の方は直接お問い合わせいただけますと幸いです
2. ブータンへの行き方
ブータンへは、タイ・インド・ネパールなどの空港から、ドゥルクエアというブータンのナショナルフラッグのエアラインで来られます。
(オレンジの龍のマークの、かっこいいエアライン。スチュワーデスさんがシックな民族衣装を着ていて素敵です)
日本からは来るには、タイがもっとも便利で、日本からいらっしゃる方のほとんどがバンコク経由かと思います。
成田からいらっしゃる場合は、一晩バンコク泊になりますので、バンコクで少し遊んでから来られる方が多いようです。
せっかく羽田が便利になったので、ぜひ羽田からもブータンに来ていただけるようにしよう!
ということで、2011年5月より、羽田からバンコク経由でブータンにいらしていただけるようになります!!
深夜羽田発、早朝バンコク乗り換えで翌朝にはブータン着です。
詳しくはこちらをご覧ください。
「2011年5月より、羽田からブータンへ!深夜羽田発翌朝ブータン着!」
3. ブータン旅行で独特なこと
ブータンの観光では大きく3つ、独特な制度があります
- 公定料金
- ガイド・ドライバーの同行
- 旅程の事前確定
まず、公定料金。
ブータンの観光では、1日200ドルの公定料金がかかります。これをよく、200ドルは滞在費に追加して払われるものと誤解される方がいらっしゃるのですが、200ドルは滞在費込みの料金です。ホテル代、レストランでの食事代、ガイド・ドライバー代、レンタカー代・・・・などすべてこみこみです。おみやげを買う、ホテルをアップグレードする、など追加でお金がかかることをする場合以外、基本的にはこの200ドルを払っておけばお財布を開ける必要がない、そんな代金です。
パッケージツアーの場合はツアー代金に含まれていますので、追加で払う必要はありません。
つぎに、ガイド・ドライバー。
基本的にブータンの旅行では、ガイドとドライバーが同行します。そもそもブータンは公共交通インフラが整っていないブータンでは、車とドライバーがいないと移動が難しい。ブータンでは旅の間中、専属ドライバーがつき、車を運転してくれます。またガイドがいつも案内してくれます。
ブータンのガイドは、もちろん他の国のガイドと同様、建造物の説明や宗教や歴史の話などしてくれますし、困ったことがあるとなんでも対応してくれる頼もしい人でもあるのですが、でもなんといってもブータンのガイドの一番の役割は、現地の人との橋渡しであることと、ブータンという国の語り部であること、かと思っています。
英語が通じる国と言っても、地方に行ったら、おじいちゃんおばあちゃんたちは、やっぱり英語は話せない。でも彼らにこそ、この国の文化や歴史、考え方が詰まってる。そんな彼らの話を引き出してくれるのがガイド。
また、ブータンを通り過ぎすだけでは見えない、その国の暮らし、生き方を語ってくれるのがガイド。どんな家で生まれたのか、学校はどんなだったのか、最初にできた恋人はどんなだったのか、いつ家を出たのか、いま国の変化を見てどう思うか。
そんな話をしてくれるのが、ガイドです。
たとえば私がこのブログに書いているようなこと。そういうことを、話してくれるのが、ブータンのガイドです。まさに水先案内人。
ぜひ、いろいろ聞いてみてください。
最後に、旅程の事前確定。
ブータンの旅行では、事前におおまかな旅程を決めます。何日目にどこに行くか、など。これに基づいて、旅行会社が通行許可証を事前に取得したり、ホテルや車を手配したりしています。ただ、今日は北海道行こうと思ってましたが京都にします!というような変更はむずかしいですが、小さな変更にはフレキシブルです。どうぞガイドに相談してみてください :-)
4. おすすめなブータンの楽しみ方
最後に、おすすめなブータンの楽しみ方を、少しだけ。
ブータンには、本当にたくさんの魅力があります。
ヒマラヤの手つかずの自然。
いまも生きている伝統文化。
チベット仏教の盛大な祭り。
私も、観光政策などの仕事もしているので、こういったもののプロモーションもしています。
でも、本当は、心の底で思うのは、
まぁそういうのもいいけれど、
ありのままのブータンを楽しんでもらえれば、
きっと一番いいんだろうな
ということ。
たぶんそれが、きっとなによりも素敵で、興味深くて、面白いことなのではないかと、感じます。
この国は、人の見た目も雰囲気も、文化も自然も、一見日本にそっくりです。
なつかしさすら感じる。
でも、なにかが決定的に違う。
そういった違和感を、もたれるんではないかと思います。
日本の、ミラーワールドというか。
ありえたかもしれない、もうひとつの日本の姿、Another Storyというか。
そこまで言うと、極端かもしれませんが。笑
この国にきて、自然体で、ありのままのブータンを見て、
そういったものを味わっていただければ、
よいのかなぁと。
きっと、ガイドにも、ドライバーにも、レストランのお姉さんにも、飲み屋で隣に座ったおじさんにも、田舎のおばあちゃんにも、
とっても面白いものが詰まっている。
そんな国だと思います。