Royal Institute for Tourism and Hospitality オープン

少し前のことなのですが、10月16日に、Royal Institute for Tourism and Hospitality という、ブータンの観光業の人材育成機関がオープンしました。

ここでは、ホテルなど観光関連の組織で働く人たちに、サービスやホスピタリティのトレーニングをします。講師は国内外から招聘しています。

国の機関のオープニングセレモニーに初めて出席したのですが、とても伝統的で、圧巻。お祭り並みに、ブータンの伝統文化を味わえました。今日は写真たくさんでお送りしようと思います。


これが準備中。9時開始なのに、なぜか観光局メンバーは7時半集合、しかもやることがなかったので、庭でのんびりしてました。朝日がきれい。

舞踏で使う楽器です。


テント。ブータンの象徴である龍が描かれています。


観光局の同僚です。

こちらも同僚です。

セレモニーに出る舞踏団の方々も準備中。(右側の方がインパルスの堤下に似ている気がします)

準備中。

いよいよ、セレモニーが始まります。



エメラルドグリーンの衣装を着ていらっしゃるのが、前ブータン王妃アシ・ドルジです。

祈祷中。

ブータンはインド・中国・ネパールなどの近くにありながら、独特の文化を持ち、また自然も文化も生き方も、本当に手つかずの国です。日頃の喧騒を忘れ、そういったものを、ゆっくりのんびり、味わいに来ていただける場所として、観光に力を入れています。

ただ、もともと持っているもの(自然・文化・生活・雰囲気)がどれだけよくても、やはり一緒に旅行されるガイドさんや、ホテルの従業員のサービスひとつで、その土地での経験の質・印象は大きく変わります。近年観光客数が増加しているブータンでは、人材育成は重要課題です。政府も、どこのホテルに行っても、どこのガイドさんと旅行をしてもお客様にいい経験をしていただけるよう、観光に携わる人材の育成に力を入れていこうとしています。

正直、こうした取り組みもまだまだ始まったばかりなのですが、しっかりと成果を出していければと思っています。そんな、記念すべき第一歩としての、Royal Institute for Tourism and Hospitalityのオープンでした。