大きなしごとと小さなしごと


あまりブータンは関係ないのですが。

夜ぼーっとしていて、ふと思ったこと。

自分で覚えておきたかったので、ここに書いておきます。




背景なのですが、私はいまブータン政府で働いています。

この国が作った、中長期戦略の、実行のお手伝いをしています。

国の組織改革、と言われたりします。





でも、お風呂にはいってぼーっとしていて、思った。





やっぱり、大きな仕事も、小さな仕事も、ないよなぁということ。

手元を見れば、いつだってそこにあるのは、地味で小さな仕事。

こんがらかったものを解くような仕事。

着実にツボをおさえて、ひとつひとつ前に進める仕事。

目線を上げたときに、それが大きな意味に向かってるかそうでないかの差はあるかもしれない。

でも手元はいつも同じだ。





国をひっぱっている、大臣や、首相ですら、そう。

毎日、毎日、地味な仕事をしている。

あーだこーだというややこしい議論を、

ひとつひとつ理解し、

ひとつひとつ解きほぐし、

ひとつひとつ前に進める。

遠くから見ると大きく派手に見える仕事でも、

近くによって手元を覗き込めば、

そこにあるのはやっぱり、小さくて地味で、着実な仕事だなぁと思う。





大きくまっすぐに夢をもって、それを成し遂げたいと思ったら。





なにを解かなくてはいけないかがきちんとわかること、

そしてそれを、着実に自分の手元で解けることが、

大切だなぁと思う。




だれの手元にある仕事も、それは地味で小さな仕事だから。


そんなブータンへの行き方はこちら