2011年5月より、羽田からブータンへ!深夜羽田発翌朝ブータン着!
さて、先日からずっと心に隠し持っていた、素敵なお知らせを発表できるときがきました!!
その前に少し前ふりを。
よく、ブータンに興味があるものの来たことがないという方にお話を伺うと、こんな声を聴きます。
- 「ブータンってどうやって行けばいいのかわからなかった。 よく頼む旅行会社に聞いたけど扱ってなかった」
- 「ブータンって行きにくそうだよね。せっかくの休みだから、なるべく楽しめる時間を増やしたいので、ついつい近場や便利な場所に行きたくなる」
- 「いつかは行ってみたいとなんとなく思うのだけど。いざ行く場所を決める段階になると、やっぱりバリみたいな、行きやすい場所になっちゃう」
一番最初の、どうやって行けばいいかわからない、いつもお願いする旅行会社さんに聞いてみたけどブータンを扱っていなかったというお話。
この状況は、実はだいぶ改善しつつあります。
この前のエントリで紹介したように、ブータンはパッケージツアーでも個人旅行でも行かれます。
また、直接ホテルが、航空券も含めて旅をアレンジしてくれるとこともあります。
参考:「ブータンって面白そうだけれど実際どうやって行くのよ、と思った方へ」
また来年はさらに、みなさんがよく知っているような旅行会社さんから、ブータンツアーが出てくる予定です。
ブータン来たいなぁと思った方、ぜひ上ののエントリや、右端に出ているリンクなどを参考に、旅行会社さん・ホテルさんに聞いてみてください!
パッケージツアーでしたら、他の国とまったく一緒ですし、個人旅行を手配してくださるところはどこも手馴れているので、さっくりできてしまうと思います。
はてさて、問題は、ブータンへのアクセスの方。
ブータン旅行をあきらめたというある観光客の方は、こうおっしゃっていました。
「ブータンってさー、
日本からの直行便もないし、乗り継ぎも不便だし、行きにくいんだよねぇ。
どこ乗り換えだっけ?バンコク?そこで一泊するんでしょ?
どうせ旅行に行くなら、ゆっくり楽しみたいから、
なるべく現地でゆっくりできるよう、移動時間はおさえたい。
そうするとブータンってやっぱり、
ハワイや、バリ、カンボジアみたいな、他に行きたい場所と比べると、
遠いんだよねー
遠いんだよねー
遠いんだよねー
遠いんだよねー 」
(注:最後の方は、私の頭に響いたエコーです)
「そりゃ、ハワイやバリに比べれば遠いです。
だって、ヒマラヤだもの 」
とのどまで出かかりましたが、そのことばを飲みこみ、
真摯にこの問題に向き合うと、たしかに不便ではあるのでした。
日本からブータンに来るにはバンコクで乗り継ぐ必要がありますが、この接続が悪い。
このため、バンコクで一泊する必要がありました。
東京からくる場合、東京を昼過ぎに出発して、成田からバンコクへ。
そこでバンコクで一泊し、翌朝のフライトでブータンへ。
ブータンに行くには、丸一日かかるのでした。
・・・たしかに遠い。
うーむ。
どうにかブータンが近くならないものか。
そしてもっと便利に、日本のお客様に来ていただけないものか。
うーむ、うーむ。
ブータン人とうなりました。
うーむ。
そして、
ついに!!!
本当にブータンが便利になる日がやってきました!!!!!
来年5月17日より、毎週月・木・金、羽田からブータンにいらしていただけるようになります!!!!
しかも使えるのは、JAL、ANA、タイ航空!!!!!
そしてこれにより、
バンコク泊が不要に!!!
成田に比べて旅程が8時間近く短縮!!!!!!
※最新のフライトスケジュールは、必ず旅行会社にご確認ください
ドゥルクエアウェブサイトはこちらhttp://www.drukair.com.bt/
なんと深夜羽田発で、翌朝にはブータンに到着してしまいます!!!!
夜中に東京を出て、一晩あければそこはブータン!!!!!
幸せの国に到着です!!!!
※最新のフライトスケジュールは、必ず旅行会社にご確認ください
ドゥルクエアウェブサイトはこちらhttp://www.drukair.com.bt/
ちなみに帰りも、バンコク泊なく深夜便でスムーズに羽田から帰れてしまいます。
帰りは、ちょっとバンコクで買い物もできちゃいます♪
そしてそしてなんと!!!
あのハワイやバリ、カンボジアなんかよりも、移動時間の無駄のない、便利な場所になってしまうのです!!!!
(ハワイ・バリなどは羽田発の場合、深夜発で翌昼現地着です。もしくは成田発や日中移動になります。ブータンは、深夜羽田発で翌朝現地着が可能です)
ブータンまさかの大逆転。
いきなりとっても便利な場所に大変身です。
これまで、「ちょっとブータン遠いかも・・・」と思われていたみなさんにも、
もっと気軽にブータンに遊びにいらしていただければ幸いです。
さらに、5月まで待てない、もう一刻も早くブータン行きたい! という方へ。
実は1月末までは、ブータンの航空会社であるドゥルクエアが冬期スケジュールで運行しており、
今から1月末までも、深夜羽田着翌朝ブータン着ができてしまうのです!!
ただし、帰りは成田からになるか、どうしても羽田…という場合は一泊バンコク泊になります。
※最新のフライトスケジュールは、必ず旅行会社にご確認ください
ドゥルクエアウェブサイトはこちらhttp://www.drukair.com.bt/
さて、最後に。
このようなお話をすると、必ず受ける質問があります。
でもそんなにブータンが便利になると、観光客が増えすぎちゃって、ブータンのよさがなくなっちゃわない?
それは、ごもっともなポイントです。
そして、ブータン政府がもっとも気をつけているポイントでもあります。
ブータンにとっては、この手つかずの自然・文化・暮らしこそが宝であり、
観光客が増えすぎてそれがなくなってしまっては元も子もないと、思っています。
観光も大事ですが、それ以上に、自分たちのこの手つかずの自然と文化が大事であると、
そう信じている国であるともいえます。
そしてその空気を、できれば、他の国の人にも楽しんでいただきたいと。
観光客が増えすぎない工夫は、実はいたるところにあるのですが、
ひとつわかりやすい例をあげます。
実は、いまブータンの空路を担っているドゥルクエアという航空会社は、国営の会社です。
政府は、ドゥルクエアの機体の数なども把握しています。
ブータンの観光客は、限られた近隣地域からの観光客以外は、空路でやってきます。
そして政府がこの空路を抑えているため、マックスで何人観光客がブータンに来る可能性があるかを常に把握していています。
逆に言えば、「これぐらいの観光客の方々には、来ていただいて大丈夫」という分だけ、フライトを用意している。
なので、「うっかり宣伝しすぎて、急に観光客が100倍になっちゃって、すっかりブータンが観光客だらけになっちゃった!」
というようなことは起こらない構造になっています。
ご安心ください :-)
というわけで、すっかり近くなりました、ブータン。
ぜひ、お休みがとれた時にでも、
ゆっくりブータンにいらしてください :-)
※最新のフライトスケジュールは、必ず旅行会社にご確認ください
ドゥルクエアウェブサイトはこちらhttp://www.drukair.com.bt/